スレスレ

Posted by музыка on 14.2017 日々徒然   0 comments   0 trackback
もう10年以上前、真冬のモスクワで、ある漫画と出会いました。
それは、浦沢直樹さんの「20世紀少年」。
朝10時に陽が昇り、15時には陽が沈む。
快晴でも一日たった5時間という気が滅入る短い日照時間。
寮の気が狂いそうになるような厳しい環境の中で読んだ新興宗教の不気味さは、ものすごいリアリティがあって、怖くて眠れなくなるほどでした。
同じ寮に住む日本人の先輩から借りて読んだのですが、当時はまだ完結しておらず、読めたのは前半くらいかな?

その数年後、私は仕事で4ヶ月だけ上海に住んでいました。
その時に知り合って仲良くなった人が漫画オタクで、私が竹宮恵子さんの「風と木の詩」が大好きだと言ったことで意気投合!
私が帰国する時に、「私だけのための」オススメ漫画をいくつもピックアップしてくれました。
その中から最初に読んだのが吉田秋生さんの「BANANA FISH」、その後に読んだのが、浦沢直樹さんの「MONSTER」。

どちらもめちゃめちゃ面白くて、浦沢直樹さんつながりで「マスター・キートン」にハマり、その後「20世紀少年」を買い揃えました。
あ、そういえば「YAWARA」も「パイナップルARMY」も読んだ(笑)
何かのインタビューで浦沢直樹さんが、
「自分が描きたいものだけを描いても売れない。売れなければ職業として成立しないので、メジャーな要素と自分が本当に描きたいものの間スレスレを模索している」
みたいなことをおっしゃっていたのがすごく印象に残っています。

私にとっては、メジャー要素の強いYAWARAはあんまり好きになれず、マイナー要素の強いマスター・キートンは大好き!
うまいこと間をとったMONSTERにゾクゾクし、20世紀少年は後半にメジャー要素が強くなってしまった時点で興味が失せて手放しました。
(興味のない人には全然わからない話でごめんなさい・・・)

こういうスレスレの感覚ってすごく好きなのですが、最近久しぶりに似たようなワクワクを感じた出来事が!

先月頭、ある生徒くんに、
「次は何の曲が弾きたい?」
と尋ねたら、
「『君の名は』の曲か星野源の『恋』」
という答えが返ってきまして、普段テレビをつけない私にとっては、
「星野源って誰やねん???」
状態だったのですが、その日のうちにネットで検索して逃げ恥に激ハマリ(笑)
本番前やというのに9話くらいまで夜中にイッキに動画を見て、ドラマの残りは久しぶりにテレビをつけてリアルタイムで観ました。

曲も、Jポップ嫌いの私が「この音型好きやわぁ」と楽しめちゃう要素がいっぱいで、昔のバンドの曲とかをYouTubeで聴いてCD買おうか迷う←年末あたりからの私。
ラジオのバックナンバーを聴いて爆笑しながら編み物する←お正月三が日の私
過去の映画やドラマやコントをぼちぼち検索しては見る←今ココ
な状態です(笑)

昔の演技を見たり、初期のラジオとか曲を聴いていると、星野源さんのホントにやりたいことは多分マイナー路線なんやろうと思います。
で、私は多分このマイナーな冴えない感じが好き。
でも、今はメジャー路線に傾いていて、だけどめっちゃ楽しくて、面白い。
ここからきっと、その間をバランスを取りながら進んでいきはるんやろうなぁ、と思うと、なんかすごいワクワクドキドキします。

それに、これまで全く興味が無かった分、聴き始めると楽器同士と絡みとかの面白さが聞こえてくる!
同じフレーズでも、細部をちょこっとずつ変えるところはショパンとかブラームスと一緒だ〜、とか。
ポップスって弾き語り以外は全部アンサンブルですが、こだわりどころはどこなんでしょうね???
クラシックとの違いに、なんだか興味津々。

私は放っておくと世間の流行り廃りには疎いけれど、生徒さんたちのおかげでいろんな刺激をもらってそこから世界が広がってる感じです。
ホント、楽しい!

でもね・・・

ナゼ私の興味は所謂オタクっぽい方向にしか向かないのか???(笑)
遺伝か?
血筋か?
謎です(笑)

2年間レッスンしてきた高校の生徒たちがもうすぐ卒業!
最後の授業ではサプライズで「恋」を連弾する予定。
弾き語り用の楽譜をベースに、只今頑張って聴音中です。
みんな、踊ってくれるかなぁ?





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