どっちが好き?

музыка

музыка

リストの「愛の夢」ってご存知でしょうか?
曲の名前は知らなかったとしても、メロディを聞けばきっと、誰もが
「あ〜、この曲聞いたことある〜!」
と言うであろう超有名なピアノ曲です。
あまり有名どころに手を出さない私は、生徒さんがレッスンで弾かれる際に練習するくらいで、自分自身が演奏会で弾くことはなく・・・。

それが、思いがけない形で本番にのせることになりました。
実は、これは元は「おお、愛しうる限り愛せ」という歌曲で、それを作曲家本人がピアノ用に編曲したものが「愛の夢」。
今回この歌曲の方を伴奏します。

ピアノソロ版やと、愛の夢の「愛」は恋愛の「愛」なんやな、と思ってしまうメロディですが、歌曲の歌詞を読んでいると、これは人類愛の「愛」なんかなぁ、と思います。
中でも私のお気に入りの部分は:

言葉には気をつけよ
悪い言葉はすぐに口をすべる
「ああ神よ、誤解です!」と嘆いても
彼の者は悲しみ立ち去りゆく

というところ。
ピアノソロだけ弾いていたら、こんな歌詞がついているやなんて想像もつかない!
そこがツボで、面白いです。

ショパンとかリストって、表面的には甘くてロマンチック。
でも、実は中身は全然違う、と思います。
ショパンはやっぱりめちゃめちゃ神経質な感じがするし、リストはすごく強いパワーを感じる。

今回ご一緒させていただくソプラノの石原さんとは、これまでも何度も共演。
彼女の「おお、愛しうる限り愛せ」は、「愛の夢」と同じメロディでできているにも関わらず、甘さではなくメッセージ性があり、パワフル。
まるで別の曲のよう!
彼女はピアノソロの「愛の夢」の方が完成形だと思う、と言うのですが、私は形式的にはスッキリと纏め上げられている「愛の夢」よりも、形はそこまで整っていなくてもストーリーのある歌曲の方がずっと好み。

ピアノソロ版は、いくらでも聴く機会があると思いますが、歌曲が演奏されることはそんなにない気がします。
市役所のロビーという開放的なスペースでのコンサートなので、静かにじっくり聴く、という感じではありませんが、お時間ございましたら、気軽にお立ち寄りください。


2015/5/27(水)12:10〜12:40
ランチタイムロビーコンサート〜溢れる想い〜


文部省唱歌:茶摘
上田知華:歌曲集「枕草子」より「初夏の契り」
リスト:おお、愛しうる限り愛せ
ヴェルディ:歌劇「椿姫」より“ああ、そはかの人か~花から花へ”


石原 千歳(sop)
吉久 夏子(p)

高槻市役所 1階ロビー

入場無料





Posted byмузыка

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply