成功?失敗?

Posted by музыка on 27.2016 コンサート   0 comments   0 trackback
気がつけば3月もあと数日。
ただでさえ時の過ぎるのが早い時期。
年が明けてから、本当にいろんなことがたくさんあって、アッちゅう間の3ヶ月でした。

先週末のトリオの演奏会は、フル・プログラムを仕上げるのにお話をいただいてから本番までが2ヶ月という、譜読みの遅い私にとってはものすごい挑戦でした。
なのになのに、その間にわんこが天国へ行ってしまったり、私が記憶にもない位久しぶりにインフルエンザにかかったり。
実際のところ、曲にガッツリ取り組めたのはひと月半くらいでしょうか・・・?
初めて一緒に演奏させていただくメンバーで、合わせの過程は本当に面白く勉強になったけれど、不器用な私にとってはアンコールの最後の一音を弾き終えるまで気の抜けない、綱渡りな本番でもありました。

「天才作曲家の円熟期の作品なんやから、もっと時間をかけてじっくり練り上げたかったなぁ」
とものすごく思います。
自分ではミスしたことの方が目につきます。
でも、終演後にお見送りしたお客さま達がとてもいいお顔で帰っていってくださいました。


今日は、今年度最後の演奏会を終えました。
歌の伴奏だったのですが、私がインフルエンザにかかったせいで、合わせは本番10日ほど前に一度だけ。
それも1時間ちょっと。
テンポが揺れ動く曲ばかりな上に、特に歌の伴奏はその日の歌手の体調でいろ〜んなことがその場で変化するので、こちらも本番が終わるまでドッキドキ。
本番ではいろいろやらかしましたが、でも、聴きながら涙ぐんでいるお客さまが結構いたそうな。
毎回愛知から駆けつけてくださる、歌手のご両親もものすごく喜んでくださいました。

終演後に歌手の方と話していたのですが、
「自分ではうまくいったと思っている時はお客さまの反応はあまり良くない。自分では反省点が多いと感じる、後悔の多い演奏会の方がお客さまが喜んでくれるみたい。これって一体何なんやろね?」
と。

ソロの時は、不安要素は1つでも少ない方がいいです。
でも、アンサンブルの時って、不安要素があると、アクシデントももちろん起きるけれども、演奏者同士の間に火花が散る瞬間があるというか、その場限りの特別な一瞬が訪れる可能性が高まる気がします。
あんまり上手に表現できないのですが、「うまく破綻する」のって、ものすごく大事。
予定調和というか、全てが決められた枠の中に収まってしまったら、面白くない。
でも、ただ破綻するとそれはただの下手くそで、悲惨な出来になる。
収拾がつくギリギリの範囲内での破綻。
それが聴き手にとっては面白いのかな、って。
弾き手は後悔でいっぱいだったりするのですが(笑)

留学から帰国して今年で10年。
最近ようやく、そういう舞台上での駆け引きの面白さに気づき始めました。
これも、素晴らしい共演者の方々のおかげ。
今年は、ミスをやらかすことを恐れ過ぎず、自分からいろいろ仕掛けていける演奏を目指したいなと思います。

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