どっちが好き?

Posted by музыка on 26.2015 コンサート   0 comments   0 trackback
リストの「愛の夢」ってご存知でしょうか?
曲の名前は知らなかったとしても、メロディを聞けばきっと、誰もが
「あ〜、この曲聞いたことある〜!」
と言うであろう超有名なピアノ曲です。
あまり有名どころに手を出さない私は、生徒さんがレッスンで弾かれる際に練習するくらいで、自分自身が演奏会で弾くことはなく・・・。

それが、思いがけない形で本番にのせることになりました。
実は、これは元は「おお、愛しうる限り愛せ」という歌曲で、それを作曲家本人がピアノ用に編曲したものが「愛の夢」。
今回この歌曲の方を伴奏します。

ピアノソロ版やと、愛の夢の「愛」は恋愛の「愛」なんやな、と思ってしまうメロディですが、歌曲の歌詞を読んでいると、これは人類愛の「愛」なんかなぁ、と思います。
中でも私のお気に入りの部分は:

言葉には気をつけよ
悪い言葉はすぐに口をすべる
「ああ神よ、誤解です!」と嘆いても
彼の者は悲しみ立ち去りゆく

というところ。
ピアノソロだけ弾いていたら、こんな歌詞がついているやなんて想像もつかない!
そこがツボで、面白いです。

ショパンとかリストって、表面的には甘くてロマンチック。
でも、実は中身は全然違う、と思います。
ショパンはやっぱりめちゃめちゃ神経質な感じがするし、リストはすごく強いパワーを感じる。

今回ご一緒させていただくソプラノの石原さんとは、これまでも何度も共演。
彼女の「おお、愛しうる限り愛せ」は、「愛の夢」と同じメロディでできているにも関わらず、甘さではなくメッセージ性があり、パワフル。
まるで別の曲のよう!
彼女はピアノソロの「愛の夢」の方が完成形だと思う、と言うのですが、私は形式的にはスッキリと纏め上げられている「愛の夢」よりも、形はそこまで整っていなくてもストーリーのある歌曲の方がずっと好み。

ピアノソロ版は、いくらでも聴く機会があると思いますが、歌曲が演奏されることはそんなにない気がします。
市役所のロビーという開放的なスペースでのコンサートなので、静かにじっくり聴く、という感じではありませんが、お時間ございましたら、気軽にお立ち寄りください。


2015/5/27(水)12:10〜12:40
ランチタイムロビーコンサート〜溢れる想い〜


文部省唱歌:茶摘
上田知華:歌曲集「枕草子」より「初夏の契り」
リスト:おお、愛しうる限り愛せ
ヴェルディ:歌劇「椿姫」より“ああ、そはかの人か~花から花へ”


石原 千歳(sop)
吉久 夏子(p)

高槻市役所 1階ロビー

入場無料





おおかみこどもの雨と雪

Posted by музыка on 12.2015 コンサート   0 comments   0 trackback
歌笛堂さんでの母の4回忌コンサート「月の光に誘われて〜チェロとピアノで描く夜空の風景」が終わりました。
今回の演奏会が実現するまでに、本当にたくさんの方々に助けていただいた気がします。
「この日に、この場所で、この曲を弾きたいねん!!!」
という私のワガママに付き合って実現させてくださったみなさま、心から感謝です。
そして、ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!

まず自分を褒めてあげたいのは、今年はトークで母のことを語っても泣かなかったこと!
頑張って堪えたぞ、ワタシ!
1年目、2年目のコンサートの時も、泣きたくて泣いたわけではないんです。
母はとにかく明るい人やったので、「わっはっは〜!」と笑いと共に思い出してあげたい、とは思うものの、実際話し始めたら溢れてくる涙を自力では止められず・・・。
でも、今年はちゃんとせき止めました!
これが、年月というものなんかなぁ。

今回のメインは、なんと言っても岡村星見さん作曲の「おおかみこどもの雨と雪」!
この演奏会を企画した時、演奏会自体のタイトルもおおかみこどもにしようかと思って、月に向かって吠えるオオカミのイラストを使ったチラシまで作っちゃったくらいです。
昨年初演して以来、どうしても歌笛堂さんの持つ温かな空気の中で演奏したくて。
私は普段は一つ本番が終わると、そこで使ったしばらく弾く予定のない楽譜はファイルに整理してお片付けするのですが、この楽譜は片付ける気にならず、ずっとピアノの傍に。
初演前から虎視眈々と再演を狙っておりました(笑)
そして、念願が叶って、とても温かなお客さまに恵まれて演奏することができました。

弾き終わってみて、満足したかというと、まだ!
また弾きたい!
私、この作品を小学生くらいの子供達に聴いてもらいたいなぁ、とすごく思います。
映画を見て、登場人物の気持ちを想像していろんなディスカッションをして、この音楽を聴いて、そしてみんな絵でも音楽でも、それぞれの得意な分野で映画を表現してみたり、とかすると、なんだか面白い時間になりそうやん、とか思いませんか?
いつか、そういうコンサートも企画してみたい。

今回も、やっぱりこの楽譜はお片付けする気になれません・・・。






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