新しいパートナー

Posted by музыка on 01.2010 日々徒然   8 comments   0 trackback
しばらく前に、いつもお願いしている調律師さんから、
「中古でいいピアノが入っている」
と連絡がありました。
というわけで、土曜日に交野市にある楽器倉庫へ!
全て中古ですが、何台かのグランドを弾き比べてみました。
(機種の数字は楽器の奥行きの違いを表していて、奥行きが長くなると数字も大きくなります。)

まず、最初の倉庫では、ヤマハのC3というグランドを2台。
調律師さんのオススメ楽器は、鍵盤が固い(「重い」ではなく「固い」)ものの、手の重さを変えるとちゃんと反応してくれます。
もう1台は、現時点では最初のよりはるかにこなれた感じがして、反応がよく弾きやすいけれど、今後弾き込んでいくとヤマハ特有のビンビンした音になりそうな予感。

その後、もう一つの倉庫へ移動して、カワイのRX-2を試弾。
私がずっと使っているカワイのKG-3Eよりも新しいし、ランクはおそらく上ですが、やっぱりカワイはカワイの音がするのが面白い!
これなら今のピアノよりも一回り小さいので、防音室が広々と使えそうやなぁ、と思ったり。

隣にあったヤマハのG5は、やはり奥行きが長いだけあって、低音がすごく充実。
気持ちよいです。
でも、このサイズは絶対防音室に入らない・・・。

スタインウェイとカワイのコラボであるボストンは、見た目は艶消しでカッコよかったけれど、音はスタインウェイというよりは、絶対カワイっぽい。
設計はスタインウェイやけれども、材料と職人がカワイなため、カワイの音になってしまうんやそうな。
(因みに、スタインウェイの工場でスタインウェイの材料を使ってスタインウェイの職人さんが作った初期のボストンは、めちゃめちゃよかったそうです。)

結局、一番新品に近い状態でこれから私好みに弾き込んでいけそうな、調律師さんイチオシのC3に決めました。
これが一番、細かな音型で手が鍵盤をかすっただけでもちゃんと反応してくれたし、いい意味でヤマハっぽくない音。
「いい楽器に育て上げよう!」
とこのめぐり合いを喜んでいると、調律師さんが、
「そういえば・・・」
と蓋を開いてくれたのは、スタインウェイ。
ちょっと音階を弾いてみただけで、ショックを受けるくらいカワイやヤマハと違う音色でした。
もう、コテコテの大阪のおばちゃんと、洗練されたパリジェンヌのマダムくらいに違う~!!!
「ピアノ」という一つの言葉で括ってしまっては申し訳ないくらい。
私の新しいパートナーは、どんなに頑張ってオシャレしても、スタインウェイにはなれないな・・・。

でも、自宅の楽器に関係なく、ホールではいい楽器を弾けるのがピアニストの特権。
ヴァイオリニストは、
「おうちでは自分の楽器やけど、ホールではストラディヴァリなの~」
なんてこと、絶対無理ですもんね。


今回、調律師さん同伴でピアノを選ぶという、生まれて初めての経験をしましたが、なんだかすご~く面白かったです。
私は楽器のメカニックはさっぱりわからないけれど、ちょっと弾いてみて、
「鍵盤が浅い!」
とか、
「反応がいい!」
とか、いろいろ感じるわけです。
そういうのって、私にとっては何の裏付けもない、ただの「感覚」です。
「なんでそう思うの?」
って訊かれたら、
「だってそう感じるんやもん」
としか答えようのないもの。
でも、調律師さんは、そういう私の感覚に対するメカニック的な理由を説明してくれて、なんかいろいろ納得できました。
ちゃんとした裏付けが取れて、ちょっと一安心。


本当は、ここで、
「というわけで、私がこれまで使っていたカワイを買ってくださる方を探しています」
という広告を入れようと思っていたのですが、なんとなんと、一日経っただけなのに、もう嫁入り先が見つかりました!
大切に使ってくださるのがわかっている所へ嫁げるというのは、本当に嬉しいものですね。
これで、何の心配もなく新しいピアノに来てもらえます。
嫁ぎ先探しを手伝ってくださったみなさま、どうもありがとうございました!



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