開け〜〜、ゴマ!

Posted by музыка on 21.2017 日々徒然   0 comments   0 trackback
今日は上田晴子さんの室内楽のマスタークラスを受けに姫路へ!
10月のチェロ・リサイタルに向けて準備中のブラームスのチェロ・ソナタ第2番をレッスンしていただきました。
レッスンは、そりゃあもう、楽しくて充実した時間で。
今の私は気持ち的にはフル充電で幸せ満タン!
体力的には・・・
早起きして練習したせいで、残念ながらヘロヘロです(笑)

ブラームスって、大好きなんやけれど、自分の中で形が出来上がるまでの暗中模索期間がとにかく長い!
そして辛い(涙)
でも、暗闇にたくさんの道しるべの明かりが灯った、そんなレッスンでした。

自分のレッスンが終わった後に、私が弾いたチェロ・ソナタと同じ夏に同じスイスの町で書かれたヴァイオリン・ソナタ第2番のレッスンを聴講してみて、「チェロ・ソナタって難しいけどすごい面白いぞ!」と開眼。

西洋クラシック音楽において、バス(=ベース。低い音のラインのこと)って音楽を支配するめちゃめちゃ大事な要素なのですが、ヴァイオリンのような高音域の楽器とピアノとのアンサンブルの場合、バスを弾いているのは常にピアノ。
ヴァイオリン〜ピアノ間のバスの受け渡しはほぼありません。
というのも、ヴァイオリンが出せる一番低い音って、ピアノのど真ん中の「ド」の音のたった3つ下の「ソ」だからです。
ピアノの音域の方がはるかに幅広い。

だけど、チェロの音域はヴァイオリンよりもずっと低いです。
そうすると、バスがチェロとピアノの間で行ったり来たり。
バスの受け渡しをしつつ、メロディもラリーしつつ、チェロの音量を凌駕しないように指先でコントロール。
めちゃめちゃ神経を使います・・・。
ピアノソロよりもアンサンブルの方がオタクっぽいなとは元々思っていたのですが、その中でもチェロとのアンサンブルは完全にオタク寄りだわ(笑)
ミクロの世界かも。

以前、ボリス・ペトルシャンスキー先生のレッスン通訳をした時におっしゃっておられた、
「先生というのは、生徒の新しい世界の扉を開く存在だ」
という言葉、私にとっては座右の銘でもあるのですが、今日はまさに、新しい世界への扉を何枚も開けていただいた1日でした!

ウチの教室は、発表会でヴァイオリンとのアンサンブルがあるので、私自身も生徒さんたちへ室内楽のレッスンをしています。
今日学んだこと、絶対生徒さんたちへ還元せねば、です!
発表会まであと20日。
ラストスパートだ!

おひとりさま

Posted by музыка on 27.2017 日々徒然   0 comments   0 trackback
来週末に彦根で本番があるのですが、学会のレセプション?か何かで弾かせてもらうため、当日はリハができません。
というわけで、昨日はリハのために彦根へ。
彦根、初上陸です!

めちゃめちゃ遠いイメージがあったけど、地元高槻から新快速に乗りっぱなしでたった1時間。
携帯いじったり、本を読んだり、延々と続く田んぼをぼ〜っと眺めたりしてたらあっという間。
「せっかく行くのに、リハだけやなんてもったいない!」
と思い、一人でてくてく彦根城へお散歩に行ってまいりました。

15時頃着いたので、とりあえず閉まる時間が早い記念館から見ることに。
日本史も地理も苦手な私にとっては、大河ドラマのストーリーや史実の説明は、丁寧に書いてくれればくれるほど知らない人がいっぱい出てきてちんぷんかんぷん(笑)
読んでいても苦痛でしかないので、読破は諦めました。
でも、昔の城下町?のミニチュア模型(一つ一つのお屋敷に所有者の名札が貼ってある!)や区画整理された地図とかを見てるのはすごく楽しくて、自分がその町を歩いてるつもりになってワクワク。
どこどこのお家に何々さんが住んでて、みたいなことがきちんと残ってるってすごいなぁ。

次に閉まるのはお庭、ということで、一応の順路とは逆っぽかったけれど、池のあるお庭と井伊家の居住スペースへ。
13時過ぎに地元を出た時には、あまりの日差しの強さと暑さに、帽子もサングラスも持たずにすっぴんで出てきて失敗したと思ったけれど、彦根は曇りで涼しく、お散歩するにはもってこい!
たぶん、すごい目玉スポットがあるわけではないお庭なんやけれど、なんだかそこにいるだけで空気が心地良くって、もし近所に住んでいたら本や編み物とコーヒーとを持ってしょっちゅう遊びに来てしまいそうな美しい空間でした。

IMG_1408_convert_20170527173943.jpg


そして、天守へ。
きちんと順路通りに進んでいれば、表門から入ってカッコいい天守を眺めながら石段を登って行けたんだと思いますが、なんせ逆走したので、裏側からの石段をえっちらおっちら登りました。
初めてなので、いつどこにどう辿り着くのか全くわからず、上を見上げても石垣と木と雑草のみ。
「どんな所へ出てくるんやろう・・・?」
とニマニマしながら登ってる時間が、実はこの日一番の萌えポイントでした。
次に行く機会があれば、今度は別の裏口から登ってみたい(笑)

彦根城天守


てっぺんに辿り着くと、とにかく見晴らしが良くて、ええとこ。
「○○万石」とか言われても、日本史がわからない者にとっては「石って何よ?!」状態ですが、この立地にこんな風にお城建てられるってすごい財力なんやろな、と初めて実感が湧きました。
石段多いし、ちょっと吹きっ晒し過ぎるけど、こんなとこに住みたい!

彦根城からの眺め


そして、最後に厩へ。
なんだかね、空間自体がすごいリアル。
私は馬を身近に見たことないけれど、
「あぁ、ここに毛並みの良い馬たちが並んでたんやなぁ」
と想像すると、生き物の体温や息遣い、においまで感じられそうな、そんな場所でした。

お城って歴史好きじゃないと楽しめないのではないかと心配でしたが、全然そんなことなかった!
行く前後で知識量に全く変化が無いことに自分で少し呆れるけれど(笑)
(もうちょっと脳みその吸収力が良かった時代に、きちんと日本史勉強しとけばよかった・・・。)

でも、ひとめぐりして思ったのは、江戸時代って案外身近なのかもしれないということ。
想像もつかないような別世界ではないんですね。
かつてそこで生活していた人々の名残というか、何か感じられるものが残っていて、その延長線上に今を生きている自分がいる、というか。
ちょっと不思議な感覚でした。

次は姫路城に遊びに行ってみたい!



オマケ↓

5月19日

Posted by музыка on 20.2017 日々徒然   0 comments   0 trackback
昨日は母の命日でした。
東日本大震災の年やったから、今年で6年目。
この6年間、いろいろあったけど、それにしても時の経つのは早いなぁ。

母は、
「特別な日のためだけでなく、日常生活をきちんとしなさい」
という考え方の人だったので、とりあえず朝起きて母の写真におはようを言ってから、衣替え、洗濯、靴磨き、庭の草むしり、アイロンがけ、練習等、いろいろ頑張りました。
(休日やったから、お昼寝も少ししたけど・・・。)
私は性格的には大雑把な方に分類されると思うので、何もかもピシッと完璧にするのは無理ですが、それなりにきちんとお掃除をし、それなりに献立を考えつつ自炊するのが当たり前の生活をおくれるのは、生活の整え方を身をもって示してくれた母のおかげかなと思います。

私が両親に感謝していること第一位は、なんと言っても教育にお金をかけてもらえたこと。
だけど、この歳になって改めてありがたいなぁと思うのは、生活習慣や好みであったり、ちょっとした色使いのセンスとかを、少しは受け継げているかもしれないと感じる時です。
目に見えない遺産ってめちゃめちゃ大事だ〜!

私が小さい頃から
「美人薄命やねん!」
と口癖のように言っていた母は、その言葉を実現して62歳で逝ってしまいました。
だけど、あと10年経とうが20年経とうが、母は永遠に62歳のまま。
ずっとツヤツヤのお肌のままみんなの記憶に残れるんやなぁ、と思うと、きっとこれで良かったんかな。
6年経って、ようやく涙もなく平和な命日がおくれました。

さぁて、今日は大学の恩師の退官記念演奏会とパーティ。
懐かしいお顔にたくさん会えるかな。
楽しみです!




食い合わせ

Posted by музыка on 13.2017 日々徒然   0 comments   0 trackback
以前飼っていたゴールデンレトリバーは、
「あんたには野生の勘というものは無いのか???」
と呆れるほど、とにかく何でも食べちゃう子でした。
(石鹸、台所の皿洗いスポンジ、お風呂の体洗いタオル、鼻をかんだ後のティッシュ、植え込みの植物、土、etc.....)

お腹壊したことなんてたくさんありすぎて数え切れませんが、すごく記憶に残っているのが、苺のヘタと鰻の頭をあげた時のこと。
どちらも一応食べ物なのに、ティッシュより遥かにまともなものなのに、めっちゃお腹を壊されました。
脂ののった鰻の頭と水分たっぷりな苺のヘタ。
おそらくものすごく食い合わせが悪かったんやと思います。
フィービーちゃん、ごめん・・・。
それ以来、吉久家では絶対に鰻と苺は同時には食べません(笑)

なぜこんなことを思い出したかというと、今私が練習中の曲が、食い合わせならぬ、弾き合わせがめちゃめちゃ悪いからなのです(涙)
もう一年近く取り組んでいる難曲のメンデルスゾーンが、ようやく本番中でもニッコリ笑いながら弾けるようになってきて、次のミッションであるラヴェルとガーシュウィンに本腰入れて取り組み始めたら・・・。
救いようなくメンデルスゾーンが下手になりました。

全くもって幸せな音が出ない〜〜〜!
これって、タッチの違い?
それともテンションの違い?

練習していて、どうやって自分で自分の身体の方向性を修正したらいいのかもわからなくなって、正直、迷子状態。
あんなに頑張って仕上げてきたのに!
結局、メンデルスゾーンの本番が終わるまではラヴェルとガーシュウィンを封印することに決定。

チェンバロを弾くとラヴェルが弾きやすくなる。
ということは、チェンバロとメンデルスゾーンの相性も悪いかも?
と怖くてチェンバロにも最近触れない・・・。

とにかく今はメンデルスゾーンに集中したいと思います。

ってことを書いといて何やねん!?って感じですが、ゴールデンウィーク最終日の5月7日にラヴェルとガーシュウィン弾きます!
学年は違えど、同じ大学の仲間達4人での演奏会。
無伴奏チェロ、チェロ+ピアノ、ピアノソロ、ピアノ連弾、といういろんな編成が楽しめます。
私はいつもリサイタルの伴奏をさせていただいてる時本野歩君とブラームスのチェロ・ソナタ第2番の第1楽章と、デュオ・マトリョーシカの連弾でラヴェルのスペイン狂詩曲より2曲、そしてガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーを弾きます。

ブラームスがね、ほんまええ曲なんです。
惚れます。
大好きです(笑)
でも、いつも思うのですが、ブラームス、絶対手大きかったよね〜。
10度を掴める手が欲しい・・・。

島本町歴史文化資料館にて、15時開演。
無料なので、気軽にふらっとお立ち寄りください。

デュオ・マトリョーシカでは私がトーク担当なので本読んでネタ仕入れなきゃ!
願わくは、ブラームスとラヴェルとガーシュウィンの弾き合わせが悪くありませんように!



チェンバロその後

Posted by музыка on 25.2017 日々徒然   0 comments   0 trackback
我が家にチェンバロがやって来て数週間が経ちました。
レッスンの度に、
「今週頑張って練習してきたら、来週めっちゃええもん見せたげるね!」
「だから、曲もドリルもすぐに合格してマルつけられるように頑張ってくるんやで!」
と送り出し。

指切りげんまんしたにもかかわらず、完全にそんなこと忘れてた子もいたり。
でも、私がチェンバロに触ってもらいたい欲求の方が遥かに強くて、結局みんなに弾いてもらっています(笑)
ダメ先生だな・・・。

チェンバロのことは一言も伝えていないので、みんな、私が見せたいものが何かは全く知りません。
ドキドキしながらレッスン室に入って、まず「うわぁ〜!先生が見せたかったものってこれ?」
とビックリしてくれるのが、コレ↓

指人形干支

指人形

この指人形は、叔母がお孫さんが遊びに来た時のために作ったもの。
完全オリジナルです。
「孫が大きくなった今、捨てようか迷っている」
と、とんでもなくモッタイナイことを言うので、
「レッスンで使うから、どうか譲ってください!」
とお願いして先週もらってきました。
習いたてで「どの指がどの指やら?」なちびっ子レッスンに思いっきり活用していくつもりです!

これももちろん見せたいものではありますが、本命のチェンバロはリビングにあるんだな(笑)
ちょっと急ぎ足でいつものレッスンをし、
「んじゃ、見せたげよう!」
とリビングへ。

私としては、まず目に飛び込んでくるのはチェンバロなのですが、小学生には、チェンバロよりも先に私が育てている豆苗が目に飛び込んでくるらしい。
再び、「先生が見せたかったものって、これ?」
という質問が・・・。
こんなこと訊かれるやなんて全く予想していなかったのですが、数人に訊かれたので、小学生の感覚ってこんな感じなんですね、きっと。
私は確かに食い意地張ってますが、生徒に豆苗見せる程ではないですよ(笑)

そしてやっと、みんなの意識がチェンバロへ。
みんな、ちょっと変わったピアノだなぁ、という感じで近寄っていくのですが、実際に鍵盤に触れて音を出してみた時のビックリした顔!
こんなに可愛い表情を独り占めできちゃうやなんて、最高の役得です。

生徒たちが現代ピアノより半音低いチェンバロを弾いているのを聞いていて、絶対音感についてすごく不思議な体験をしたので、そのことはまた今度書きたいと思います!



ようこそ!

Posted by музыка on 09.2017 日々徒然   0 comments   0 trackback
今日、我が家にこんなものがやって来ました!
ジャジャ〜ン‼︎

ヴァージナル

えぇ〜っと、買ったんじゃないです。
ひょんなことから、ウチでしばらくお預かりすることになったヴァージナル(長方形のチェンバロ)。
事前にサイズを教えてもらっていなかったので、どこへ置こうか決められない状況だったのですが、来てみてビックリ!
175センチ×55センチというなかなかデカい横長サイズ・・・。
というわけで、階段を上げることを諦め、リビングへ設置。
自分の物じゃないのに、もう、テンションだだ上がりです(笑)

「現時点ではあまり状態が良くないけれど、たくさん弾き込むことで解決する不調もたくさんあるので、どうかたくさん弾いてあげてください」
と言ってくださったので、遠慮なく弾かせていただきます‼︎
ピアノのハンマーが弦に触れるあの感触も大好きやけど、チェンバロの爪が弦に引っかかるこの感触も好きやわぁ。

なんせ、自分でこまめに調律しなきゃいけない楽器なので、えらく面倒くさそうではありますが、家にチェンバロがあるありがたみには代えられません。
設置後、軽く調律はして帰ってくれたものの、今すでにガッタガタ。
明日朝から調律に初挑戦してみよっと。

私は、そんなに確固たるものではないものの一応絶対音感はあるので、モダンのピアノよりほぼ半音低いチェンバロだと気持ち悪くて弾けないのではないかと心配していたのですが、不思議なことに全然大丈夫でした。
電子のパイプオルガンの自動移調機能やと頭が混乱してどうしても弾けないのに、なんでかなぁ?


「生徒さんたちに弾かせてあげてもいいよ」
というOKをいただいたので、もう少し暖かくなって、インフルエンザやら風邪やらが収束する頃に、以前から自分の頭の中で温めていた構想を実現させたいと思います。

それは、自宅にて、小学生対象の音楽史のレクチャーコンサート!

バロック・古典・ロマン・近現代の4つの時代区分を1回のレッスンで1つずつ、の4回シリーズを1年くらいかけてじっくりと。
その時代の絵を見せたり、CDを聴いたりしながら時代背景を説明し、実際に私がその時代の曲をピアノを弾いてみてのミニコンサート。
もしも生徒さんでその時代の曲をちょうど弾いている子がいれば、弾いてもらおう、とか。
参加者が多ければ、ゲストを招べたらいいな、とか。
想像(妄想?笑)は膨らみます。

初回はチェンバロが使われていたバロック時代なので、実際にチェンバロに触れてもらったりしながら進めていけたらいいなと考えています。
「コンサートホールへ行くのはちょっと敷居が高いわ」とか、
「忙しくて、家族みんなの予定を合わせてコンサートへ行くのは無理!」
という方でも、近場で送り迎えのみなら気軽に来てもらえたりするかな?

こんなに間近でチェンバロの音を聴ける機会はそうそう無いと思います。
ご興味のある方は、ご連絡やリクエストをいただけると嬉しいです!

もう、ブログ書きつつも、視線の先にあるヴァージナルを見ていると、ニヤニヤが止まりません(笑)


スレスレ

Posted by музыка on 14.2017 日々徒然   0 comments   0 trackback
もう10年以上前、真冬のモスクワで、ある漫画と出会いました。
それは、浦沢直樹さんの「20世紀少年」。
朝10時に陽が昇り、15時には陽が沈む。
快晴でも一日たった5時間という気が滅入る短い日照時間。
寮の気が狂いそうになるような厳しい環境の中で読んだ新興宗教の不気味さは、ものすごいリアリティがあって、怖くて眠れなくなるほどでした。
同じ寮に住む日本人の先輩から借りて読んだのですが、当時はまだ完結しておらず、読めたのは前半くらいかな?

その数年後、私は仕事で4ヶ月だけ上海に住んでいました。
その時に知り合って仲良くなった人が漫画オタクで、私が竹宮恵子さんの「風と木の詩」が大好きだと言ったことで意気投合!
私が帰国する時に、「私だけのための」オススメ漫画をいくつもピックアップしてくれました。
その中から最初に読んだのが吉田秋生さんの「BANANA FISH」、その後に読んだのが、浦沢直樹さんの「MONSTER」。

どちらもめちゃめちゃ面白くて、浦沢直樹さんつながりで「マスター・キートン」にハマり、その後「20世紀少年」を買い揃えました。
あ、そういえば「YAWARA」も「パイナップルARMY」も読んだ(笑)
何かのインタビューで浦沢直樹さんが、
「自分が描きたいものだけを描いても売れない。売れなければ職業として成立しないので、メジャーな要素と自分が本当に描きたいものの間スレスレを模索している」
みたいなことをおっしゃっていたのがすごく印象に残っています。

私にとっては、メジャー要素の強いYAWARAはあんまり好きになれず、マイナー要素の強いマスター・キートンは大好き!
うまいこと間をとったMONSTERにゾクゾクし、20世紀少年は後半にメジャー要素が強くなってしまった時点で興味が失せて手放しました。
(興味のない人には全然わからない話でごめんなさい・・・)

こういうスレスレの感覚ってすごく好きなのですが、最近久しぶりに似たようなワクワクを感じた出来事が!

先月頭、ある生徒くんに、
「次は何の曲が弾きたい?」
と尋ねたら、
「『君の名は』の曲か星野源の『恋』」
という答えが返ってきまして、普段テレビをつけない私にとっては、
「星野源って誰やねん???」
状態だったのですが、その日のうちにネットで検索して逃げ恥に激ハマリ(笑)
本番前やというのに9話くらいまで夜中にイッキに動画を見て、ドラマの残りは久しぶりにテレビをつけてリアルタイムで観ました。

曲も、Jポップ嫌いの私が「この音型好きやわぁ」と楽しめちゃう要素がいっぱいで、昔のバンドの曲とかをYouTubeで聴いてCD買おうか迷う←年末あたりからの私。
ラジオのバックナンバーを聴いて爆笑しながら編み物する←お正月三が日の私
過去の映画やドラマやコントをぼちぼち検索しては見る←今ココ
な状態です(笑)

昔の演技を見たり、初期のラジオとか曲を聴いていると、星野源さんのホントにやりたいことは多分マイナー路線なんやろうと思います。
で、私は多分このマイナーな冴えない感じが好き。
でも、今はメジャー路線に傾いていて、だけどめっちゃ楽しくて、面白い。
ここからきっと、その間をバランスを取りながら進んでいきはるんやろうなぁ、と思うと、なんかすごいワクワクドキドキします。

それに、これまで全く興味が無かった分、聴き始めると楽器同士と絡みとかの面白さが聞こえてくる!
同じフレーズでも、細部をちょこっとずつ変えるところはショパンとかブラームスと一緒だ〜、とか。
ポップスって弾き語り以外は全部アンサンブルですが、こだわりどころはどこなんでしょうね???
クラシックとの違いに、なんだか興味津々。

私は放っておくと世間の流行り廃りには疎いけれど、生徒さんたちのおかげでいろんな刺激をもらってそこから世界が広がってる感じです。
ホント、楽しい!

でもね・・・

ナゼ私の興味は所謂オタクっぽい方向にしか向かないのか???(笑)
遺伝か?
血筋か?
謎です(笑)


一歩一歩

Posted by музыка on 02.2017 日々徒然   0 comments   0 trackback
あけましておめでとうございます!
今日やっと年賀状を買ったという、相変わらずな感じの私ですが、今年一年もどうかよろしくお願いいたします!
最近プリンターが紙を吸い込んでくれないので、一枚一枚、手書きで頑張りまっす(笑)

昨年は、
「人生こんなに楽しくてよいのだろうか?」
と心配になるくらい、お仕事が充実した楽しい一年でした。

私は宣伝と自分の記録用を兼ねてこのブログに毎年演奏会案内のページを作っているのですが、実際表向きにデデンと宣伝している演奏会の数はそんなに多くはないのです。
でも、新しい人間関係ができたり、いろいろな曲との出会いがあったり、コンクールでの伴奏のお仕事が増えたり、アンサンブルや伴奏でフルプログラムを演奏させてもらえたり。
着々と「自分が本当にしたい仕事」の率が高くなってきました。
教えることでは、これまでに悩んできた経験が活かせる機会も増えてきて、なんだかしみじみと嬉しかったり。

クラシック音楽という魅惑的な底なし沼に足を突っ込んでいる限り、一生勉強し続ける人生です。
40歳を目前にして、
「自分の成長と衰えの±がプラスであれるのは、あと何年くらいなんかなぁ?」
と心配にもなりますが、とにかく、きちんと将来に向けて積み上げつつ、今現在も羽ばたける一年にできたらいいなと思っています。
がんばれ私!

え〜っと、今年のささやかな目標(願望?)は、いろんなとこにお出かけすること。
私は基本的にお家大好きで、たまの休日は家に閉じこもって何もせずに過ごしたい派。
なので、忙しくなると特に、仕事以外では引きこもりです。
でも、今年はちゃんと自分で時間を作って行ってみたいところがいっぱい。
吉本新喜劇とか、お芝居とか、落語とか、文楽とか、歌舞伎。
よく考えたら、ステージ系のものばっかりだ。
「行ってみたい!」という気持ちだけで詳しいことは何も知らないので、オススメがあれば、教えていただけると嬉しいです!

お出かけしたいと言いつつ、編み物と練習とのほほんで過ぎ去ったこの二日間。
超シアワセです。
あぁぁ、でもあと1日で三連休が終わっちゃう・・・。

これは、さっき片方だけ編み上がったスパイラルソックス。
世の中には、靴下を片方編んで、もう片方を編むのがめんどくさくて嫌になっちゃうSSS(セカンド・ソックス・シンドローム)という病気があるそうな。
そうならないうちに、急いでもう片方を軌道に乗せなきゃです。
この分だと、明日もヒッキー決定だな(笑)

スパイラルソックス



先生かて頑張ってんねんで!!!

Posted by музыка on 05.2016 日々徒然   0 comments   0 trackback
私が教え始めたのは、確か大学2回生の時。
ピアノの先生ではなく、塾で英語を教えていました。
あとは、かてきょーもしたなぁ。

それからかれこれ20年ほどが経とうとしていますが、最初からずっ〜と、あるこだわりがあります。
それは、自分で自分のことを先生と呼ばないこと。
「私は私としていつも一人称でいたい!」
と思ってやってきました。
「3歳児やと混乱するのかな?」
とピアノを教えたての頃は心配したりもしましたが、実際は全然大丈夫。
というわけで、相手が誰であろうといつも私は一人称(笑)

が、しばらく前のこと。
可愛い生徒ちゃんに、
「今日は私のレッスンしかないんやったら、先生ヒマやなぁ」
と言われ、ひと月以上休日ゼロで頑張ってた時だったので、ガックシきて、
「いやいや、演奏会に向けて練習もせなあかんし、レッスンなくてもめっちゃ忙しいんやで。」
「先生かて頑張ってんねんで!」
と、その時ばかりは思わず主張したくなりました(笑)


で、なぜそんなに忙しかったのかと言いますと、もちろん色々本番があったからなのですが、そのスケジュールを縫って連弾のデュオ・マトリョーシカでコンクールに挑戦してたから。
10月末に予選、そして昨日が本選でした。
本選は自由曲なので、自分たちが弾きたくて選んだ曲ですが、ふたを開けてみれば、超、超、超難曲。
個々人のテクニックとしても、連弾のアンサンブルとしても、今まで弾いてきた曲の中でダントツで難しかった!

なんとか音楽として纏め上げたいけれど、お仕事として他に練習しなきゃいけない曲も山ほどあるし、本当に死にそう。
一つ本番が終わるたびに、
「あぁ、これでコンクールの曲を練習できる時間が少し増える!」
と喜ぶも、それでも全然時間が足りず。
コンクールなんて体力のある若い間に受けるもんやなぁ、と心底思いました。
年齢制限が無いことを呪ったのなんて、初めてだ(笑)

結果は3位。
緊張はしてたけど案外冷静だったので、
「舞台の上でもっと作れたこと、コントロールできたこと、いっぱいあったよなぁ」
と、順位ではなく自分自身に不満足。
予選を通った時の方が遥かに喜びが大きかった。
まぁ、緊張で音楽が縮こまるのではなく、ミスは増えたけど攻められたから、弾いていて結構楽しかったけど。

コンクール

表彰式終了後、審査員の先生の一人とお話することができ、良かったところ、足りなかったところを聞けて、少し気持ちが救われました。
私の性格上、もし自分の思い通りの演奏がいつもできていたら今頃ピアノを弾いていなかったと思うので、今回の気持ちを糧に、また頑張っていこうと思います。
やっちゃん、いつも一緒に弾いてくれてありがとね。
これからもどうぞよろしくお願いします!

最後に!
やっぱり言っときます!
先生、ヒマじゃないよ!!!(笑)



蓄積

Posted by музыка on 16.2016 日々徒然   0 comments   0 trackback
私はここ数年、高校の保育専門コースのピアノ指導をしているのですが、一時期多すぎて困っていた保育コース希望者が最近減っているらしいです。
実際のところはどうなのかわかりませんが、
「きっと、メディアが保育士さんのお給料が低いことを盛んに報道するからじゃなかろうか?」
というのが保育コースに関わっている現場の先生方の想像です。

確かに、高給ではないかもしれません。
だけど、フリーランスの私にとっては、それまでゼロだった収入がきちんと雇用されて一定額になるって、すごいことやと思うのです。

私は、大学時代にバイトでコツコツ貯めたお金をはたいてモスクワでのサマーセミナーに参加するための費用と飛行機代を出したので、その結果、留学から帰ってきた時の銀行の残高は3ケタでした(笑)。
海外に6年間いたせいで日本での仕事の繋がりはほぼなく、文字通り収入ゼロからの出発。
0が1になり、2になり、3になり・・・。
私にとっては、仕事というのは徐々に増えるもの。
初任給でいきなりポーンと十数万円の収入がいただけるやなんて、夢のような世界です。

何事にも「その日、その時」というのがあると思うので、私の場合は、あまり忙しくなかったからこそ母の闘病生活を支えられました。
家族全員がフルタイムで働く中での看病だったら、おそらく家の中は想像を絶する大変さやったはず。
母が亡くなった時も、わんこが亡くなった時も、きちんと看病して看取ることができたのは、きっと、神様がどこかでうまく吉久家のバランスを取ってくださってたのでしょう。

そして卒業からちょうど10年の今、いろんな方からお仕事の声をかけていただけて、気がつけば来年も結構本番が入っていて、手帳が全然真っ白じゃない(笑)!
年末年始は本番がないし暇やからゆったりしようと思っていたのですが、譜読みに追われること必至です。
なんだか嬉しい悲鳴。
お仕事依頼のメールが来て手帳の来年の欄に書き込む度に、しみじみと、感謝の気持ちが湧いてきます。
ソロよりアンサンブルの方が大好きな私に、一緒に演奏する機会をたくさん与えてくださって、みなさま本当にありがとうございます!


さぁて、今週末は学校公演!
クラリネットとチェロとピアノのトリオです♪
イベールの間奏曲やらベートーヴェンの街の歌やエリーゼのために、サン=サーンスの白鳥、などなど。
普通の高校生やと、きっと自分からクラシックの演奏会に足を運ぶ子はひと握り。
演奏会の方から自分のところへ来てくれるって、私が高校生やとしたら、なんか嬉しい企画やなぁ、と思います(笑)

それにしても、やっぱりベートーヴェンは奥が深くて難しい・・・。


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